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2012.04.02 (Mon)

「注文販売のご案内」より、生産者さんのご寄稿を転載します。

皆さん、こんにちは。

昨日の強風はすごかった!
ノラの会組合員のS氏の農業用ハウスのビニールが真冬に続き、再びはがれてしまいました・・・。
夜にあった地震はあまり揺れませんでしたが、ラジオは知り合いや親戚のいる自治体の名前を次々読み上げていました。え~い!

さて、先だってお送りしました、「注文販売のご案内 2012年4月」にご寄稿いただいた生産者さん(山形県米沢市と福島県二本松市)の文章を以下に転載いたします。
ぜひご一読下さいませ。

【More・・・】

【生産者の声】
「有機農業と原発は共存できない」

昨年は地元で「有機農業推進協議会」のたちあげのただ中でTPP、GMO承認、原発事故に直面しました。地域で「有機農業推進体制」をつくる際、反対や疑問の声もありました。化学合成物質だけを念頭に置けば消費者に農産物を届けて完結するからでしょうが、これがこれまでの有機農業の広がりの壁だったように思えます。
しかし放射能汚染で揺るがされた生産者と消費者の信頼関係に直面して思うのは、有機農業への取り組みは社会運動としてもっともっと広げるべきであり、狭い世界で完結しないことが教訓になったと感じます。また放射能汚染は化学合成物質の比ではなく、原子力行政の中身を知れば知る程、有機農業と原発の共存はないこと、これらを私たちは周囲にもっと伝えなくてはなりません。
有機農業推進法も推進体制も「原発廃炉」へ有効な手段にしてくこと、みんなその地に留まり生きていくしかなく仕事も農地も地域も失っての「安全な場所」は無く、この大地からの恵みに代替え出来る物は無いことを改めて認識しました。 
「原発止めろ」というスローガンをよく耳にしますが、原発は現在止まっている、「廃炉」までの忍耐の運動ではないでしょうか。自然エネルギーの展望が語られていますが、当然いいことですが原発の無い地域が先行していて、原発の地域は後始末があることを共有しなくてはなりません。具体的な行動として地域での自然エネルギーの地産地消などがありますが、「原発廃炉」の意義を考えてみました。それは尊厳ある「食」「労働」を取り戻すことだと思います。今の経済は生産の実体が伴わないマネーゲーム、労使協同の労働組合、非正規労働など資本と労働の関係は40年前とはかなり様相が変わっています。原発は発電でも廃炉でも膨大な被曝労働という人間の「使い捨て」が必然で、尊厳なき労働の現場には尊厳なき食があることを今回の事故で目の当たりにしました。技術者・原発労働者が人間の尊厳を取り戻せるのは「廃炉」を成し遂げた時です。有機農業運動の哲学とあらたな拡がりを実現の力にしたいものです。
小関 恭弘(山形県米沢市在住)




【東日本大震災を越えて 希望の大地へ①】
「あれから一年」

これほど苦しく悲しい年は無かった福島の農業です。作付けをどうするという不安と悩み、収穫した物を安心して食べる事も売ることもできぬ、いらだち。豊作を喜べない秋と、まるで放射能の統制経済の中でした。大事にしていた自給、地産地消がくずれ、子供達の大切な遊び場、親子のふれあい、労働体験の場であった田、畑、野山が汚され、安心して出る事も出来なくなった。
一部の人達からは、福島への過大な不安をあおり、まして食物の生産を非とする声も耳にする。
我々の仲間で農業一筋の一家と新規就農で期待されていた若い一家と、二家族がこの地を離れた。優秀な人材の流出は何よりもさびしく悲しい。
幼い子供達の将来を思えば、我らは止める事はできない。共に遊休地を減らそうと、耕してきたのに彼等の農地も荒れる。今年の作付けは除染のためのゼオライトや加里肥料の施肥と深耕が義務づけられ、作付け放棄地が増える情勢でもある。
農民から耕作意欲を奪い取ってしまったのです。
この一年の作付けをふり返って見えてきた事も多い。堆肥や有機肥料を多く施す野菜はセシウムの吸収は少ない。放射能検査でもほとんどN.D.(検出せず)でしたが、秋になって穀類、米や大豆は野菜のように施肥を多くすると倒伏やツルボケで収量減となる。それに乾燥する時に葉や茎のセシウムが実に移行するようです。500ベクレル超の米が出たとの報道があると、米はまったく売れなくなり、大豆の大口の解約が出てしまった。自分のところは100ベクレル以下であっても、地域全体に出荷規制がかかり、風評被害にもよって身動きが出来なくなってしまったのです。
今まで大切にしてきた無肥料、不耕起、自然乾燥等にセシウムが多く出てしまった傾向もあります。
それでも夏野菜は健闘しました。今は沢山栽培した人参が良く出来、丸ごと有機人参ジュースとして特産にしようと販売にも力を入れております。
今年も良き堆肥を施す事と、緑肥等にもより団粒構造の土として腐食を増やし、作物へのセシウム吸収を減らす事を基本に、あらゆる知恵を出し合いながら、前に進みたい。種を播いて、食物と自然エネルギーの生産に励むべく、動き出しています。
大内信一(福島県二本松市在住)


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